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白シカ
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白シカ 

 平成6年に誕生した白いオスジカ 。

 その後平成13年、16年に誕生した白いオスジカたちの生涯と、平成12年誕生のメスジカの現在を紹介します。

☆オスジカ誕生

奈良の鹿愛護会では、 平成15年6月に「白シカ」を奈良公園に戻すことを決断しました。
 「白いからって追いかけないで・・・」というポスターや看板を設置したのにもかかわらず、白シカは、たくさんの人々から追いかけられる結果になってしましまた。
 毎日、落ち着かない生活をおくっていた白シカは、逃げ回るうちに、後両足を疲労骨折して、やむなくまた鹿苑に保護収容しました。
 足の方もやや快方に向かっていたので、翌春ごろには公園に復帰できるよう保護してきたのですが、残念ながら平成16年2月11日午前に、 その春の訪れを待たずして肝炎で死亡しました。

 

  1994年(平成6年)8月

 母ジカと東大寺付近で

 夏毛の鹿の子模様がくっきり。

 夏毛の時には白さはあまり目立たないようです。

 

   

 1994年11月

 初めての秋を迎えました。
 まだ、角はありません。

 

   
 1995年3月

 まだ、あどけなさが残っています。

 

   

 1995年(平成7年)6月

 満1才を迎えました。

 愛らしく「鹿せんべい」をもらっています。

 

   

 1995年11月

 満1才の秋には、初めて角が生えました。

 

   

 1996年(平成8年)5月

 角が抜け落ち、新しい袋角が生えかけています。

 公園での写真はこれが最後となりました。

 

   

 1996年(平成8年)6月

 満2才を迎える直前、交通事故により右前脚を骨折。

 無事保護することができ、鹿苑で治療中の1枚です。

 

   

 1996年7月

 ほぼ1ヶ月で完治。

 しっかりと歩けるようになりました。

 

   

 1998年(平成10年)7月

 負傷してから2年が過ぎ、4才の夏。立派なオスジカに成長しました。

 

   
 秋の発情期を迎え、角が骨化し、体毛も変化して勇壮な容姿になりました。
   

 2002年(平成14年)

 鹿苑での生活は、6年目の夏を迎えました。

 8才の壮年期に入り、ますます角が大きくなりました。

 とても体は立派になりましたが、交通事故で負傷してからは、たいへん人に対して臆病になり、毎年、公園への解放の時期を検討していました。

 

 2003年(平成15年)6月

 奈良公園に復帰が決定した日の1枚。

 やわらかな日差しが降り注ぐ、穏やかな日でした。

 

   
 2003年(平成15年)6月下旬

 奈良公園の生活にも少し慣れ、落ち着きを取り戻し、とても穏やかな表情。

 「白いからって追いかけないで・・・」のポスターや、立て看板を設置し、多くの人々に注意を呼びかけましたが、効もなく人々に追われ、 ほぼ1月後の7月下旬、 逃げまわっているうちに両後ろ足を疲労骨折し、また、ストレスがたまり、とても攻撃的になったことから、やむなく鹿苑に保護収容することになってしまいました。

 

ポスター 、立て看板作成。 そっと、見守ってほしいという願いを込めて作成しました。

 2004年(平成16年)2月10日

 体調不良のため、治療室に収容。
 これが最後の姿となってしまいました。

 

 2004年(平成16年)2月11日

  肝炎のため死亡。

 

   

☆メスジカ誕生

 

 2000年6月1日

 鹿苑で白いメスジカが誕生しました。

 

 お母さんジカと一緒。

 すくすく成長しました。

 

   
 もう、全速力で走り回ることが出来ます。
   
 最初の冬を迎え、冬毛の白さがいっそう増してきました。
   
 しかし、 白シカは鹿苑での生活を過ごしていましたが、他の仲間たちに追われ、転倒して足を骨折、鼻の骨も骨折してしまいました。

 獣医が懸命に骨折の治療をしました。

   
 しかし、手当のかいもなく残念ながら断脚しなければならなくなりました。

 足を失ってしまったので、もう、自然の森の中では暮らすことが出来ません。

 犬に追われたりすると、逃げることができないからです・・・・・

☆オスジカ誕生

 2001年5月21日

 鹿苑で、今度は白いオスジカが誕生しました。

 

 満1歳の夏に、初めての角が生えかけています。
 白シカファミリーです。

 「パパ。お姉さん。そしてぼくです。」

 満2歳の7月に公園にデビューしました。

 シバが青々として、とってもきれい・・・

 白シカは、とても人気者です。 
 いつもたくさんの人が追いかけてきます。 
 でも、シカにとっては追いかけてくる人は怖い存在です。
 「なぜ追いかけてくるの? そっとして欲しい・・・お願いだから。」
 白シカは、どんどんストレスがたまるばかりの毎日でした。
 いつも春日大社付近で過ごしていましたが、まもなくお正月。たくさんの初詣でにぎわう春日大社周辺なので、とりあえず鹿苑に一時避難しました。
 翌年の春、人が少ないころに再び公園に解放しました。
 しかし、また多くの人々に追われる毎日が続き、どんどんストレスがたまり、いらだってきました。
 5月のゴールデンウイークの前に、多くの来訪者を迎える公園では、また追いかけれることが予測されるので、鹿苑に一時収容しました。
 2006年の春を迎え、シバが青々してきたので、もう一度公園に解放しようと思っていたのですが、残念ながら4月28日、腸炎で死亡しました。
 2004年に東大寺周辺で白いオスジカが誕生しました。 しかし、2005年8月16日交通事故で死亡。
 現在、奈良公園内では白いオスジカはもう見ることが出来ません。・・・

 

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最終更新日 : 2012/01/05